フィルター(フィルタ、filter)とは、与えられた物の特定成分を取り除く(あるいは弱める)作用をする機能をもつものである。ある成分以外の全成分を弱めることにより、その成分だけを強調する効果を得る場合もある。さらに、各成分に対し何らかの処理を施す場合もある。(ウィキぺディアから参照しています)
濾過(ろか)器
流体中に混ざり込んだ固形物や異物を取り除く装置(例:濾紙(ろし)、ガスマスク)。尚、厳密には「濾過膜」と「フィルター」は別のものであり、糸を巻いたものや紙など見た目に凹凸のある素材で固形物除去を行う場合をフィルター、見た目が平滑な素材を使う場合は濾過膜、または単に膜と呼ぶのが正しいが、最近では混用されている例も多い。
光学フィルター
透過する光を波長や偏光で制限するもの。他に、光源の周りに光条を発生させたり、明るい部分が暗い部分ににじみ出すような効果を生じさせるものもフィルターの一種とされる場合もある。→レンズフィルター
電気フィルター(濾波器)
加えられた電気信号の特定の周波数領域のみを強めたり弱めたりする電子回路のこと。詳しくはフィルタ回路を参照。ローパスフィルタ(高い周波数を弱め、低い周波数を通過させる)、ハイパスフィルタ(高い周波数を通過させる)、バンドパスフィルタ(特定の周波数範囲を通過させる)などがある。
デジタルフィルター
光学フィルター、電気フィルターと同等の効果を、デジタル演算(デジタル信号処理)で実現したフィルター。パーソナルコンピュータの音声再生ソフトのトーンコントロールやグラフィックイコライザー機能、フォトレタッチソフトの画像処理(ぼかし等)機能もこれに相当する。
フィルター (数学)
ある集合Xの部分集合の族Fが、空でなく、有限交叉性を持ち、A∈FでA⊂BならばB∈Fであるとき、Fをフィルターと言う。
フィルタ (ソフトウェア)
コンピュータ・ソフトウェアにおいて、入力に対し何らかの選択・変換動作を行い結果を出力する機能を持つものをフィルタと呼ぶことがある。例えばテキストファイルを入力して、大文字を小文字に変換するプログラムはフィルタの一種である。
フィルタリングソフト
インターネット上において、有害なサイトを遮断するソフト。ほとんどが会員制。
フィルタリング (有害サイトアクセス制限)
インターネット上のウェブページなどを一定の基準で評価判別し、選択的に排除する機能のこと。
たばこ用フィルター
主流煙に含まれるタールやニコチンを減らす効果はあるが、健康に対するリスクを低減させる効果はほとんどない。1950年代にたばこ喫煙がもたらす害についての研究が進むと、その危険性を否定するかのようにフィルター付きたばこが普及することになる。(出典:たばこ産業を裁く 編著禁煙ジャーナル 実践社)主にアセテート繊維が利用されている。
カクテルパーティー効果は、人間の聴覚および音の情報処理で、特定の情報だけをふるいわける。
模型のウェザリング(実感を高める塗装法)では、薄めた塗料を上から塗り重ねて色調に変化を与える技法を「フィルタリング」と称する。写真の色フィルターに近い効果を与える事からこう呼ばれている。